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涙も出ないくらいに。

第2章 待ち合わせ

メールをみて、私は驚いた。


でも湊とは

あれ以来会ってなかったし、

会って話したいこともあったから


会うことをオッケーした。









待ち合わせの駅に着くと、

湊は制服姿で大きな柱に寄りかかっていた。







「お!忍田ー!!」


私に気づくと、

いつものキラキラの笑顔でこっちにやって来た。






「悪りぃな、急に…」


「ううん!むしろこうやって会えたしよかったよ。」


思ったことをそのまま湊に言うと、

少しだけ照れた表情を見せた。






「よし、帰るか!」



そういってまだ夕焼け空が残る帰り道を


二人で歩き始めた。

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