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秘密の恋。

第5章 車、お借りします

車を自由に使ってもいい、そう持ち主から許可をもらっていてもなかなか抵抗がある。最初は遠慮していた友香だったが、ある日、どうしても事務用品や事務所使用の消耗品の買い出しで少し離れた店まで出掛けることになり、思いきって車を借りてみることにした。
(他人様の車で事故ったらとんでもないことになるよね…)
緊張しながらも、親の車を借りている時よりも更に慎重な運転で車を走らせる友香。用事を終え、事務所に戻ってきた時にはくたくただった。
(ふわぁ~、緊張した!やっぱり人の車って苦手かも。今度、家から使ってない折り畳み自転車でも持ってきて事務所用に置いとこう…歩いていくにはちょっと遠いしね…)

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