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秘密の恋。

第16章 宴会。

自分の箸と取り皿を左手に持ち、右手にウーロン茶の入ったグラスを持って立ち上がると、比較的安全そうなエリアを探した。
隅のほうで、一人でビールを飲んでいる木村の姿が目に止まった。

(あ、木村さん…)

木村の横には、少し不自然な感じでいびつなスペースが空いていた。

(…あの空間、なんだろ?)

近付いて行くと人が倒れていた。

(えっ…!?)

友香は一瞬驚いたが、別に死んではいなかった。

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