
甘く染めて
第10章 №9
次の日、先生は学校に元気よく来ていた。
今日も先生はかっこいい。
今日は先生の授業無し。
でも、先生の元気な姿見れたからいいかな。
隣のクラスの2組は、先生の授業があるようで、
「キャーーッ♡」という女子の叫び声と共に先生が2組に向かっている姿があった。
(おっ!先生だ~♡)
私は廊下側のの窓から身を乗りだした。
(うわあ~女子に囲まれちゃってる。何この女子の数は)
何10人かが、先生の周りでキャーキャーと叫んでいた。
(それにしても今日は騒がしいな……)
いつもはもう少し静かなのに。
「ね~見た見た~?鈴木先生ッ♡」
「見たよ~すっごぉいかっこいいね!」
何人かの女子の声が耳に入ってきた。
「…?」
何の話をしているんだろうか。
耳を澄まして、その女子たちの会話を聞いた。
