テキストサイズ

甘く染めて

第10章 №9



 居てもたってもいられん!


 (そうだ…窓から出よう!)


 窓、丁度開いてる!

 足音をたてずに、窓から出ようとしたときだった。


 「え」

 せ、んせい?!

 「ぁあ?」


 ドッシーーーン…


 「いってぇな、くそ!」

 「ふぇ?! 先生が、二人?!」


 だれだれ、誰なのこの人!

 先生と超そっくりだよ?!しゃべり方全く似てないけど。


 しかも!

 髪の毛栗色だし、

 綺麗な青色のフレームのメガネ…


 「ブス」

 「は?」

 「ブス、重い」


 何この人…すっごい愛想悪いですけど…


 しぶしぶと謎の人の上から降りた。


 「あのぉ…」

 「あ?」

 「だ、誰ですか…」


 こ、こ、怖い!!!

 目力やだ、怖い!!!

 イケメンだけど、怖い!!!


 「はー…」


 こっちがため息付きたいんですけど?!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ