甘く染めて
第2章 №2
――――――――――――…
「山田、大丈夫か?」
はあっはぁっ
荒い声が響き渡る。
「ん…大丈夫です…」
先生と…しちゃった。
「あ!先生、避妊してくれました?!」
「ったく、してるにきまってんだろバーーカ」
テイッと叩かれる私の頭。
い、痛い。
服を着て、体育座りになった。
「先生っていっつも、ここで生徒とシてるんですか…?」
恐る恐る先生に聞いた。
「…直球で聞いてくんなあ、お前。」
「だ、だ、だって…先生の事、もっといっぱい知りたいしっ…」
「……泣くなって」
ぽろぽろとあふれてくる私の涙を先生がグイッと拭いた。