無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　あ、なんかめっちゃ怖い顔っていうか必死な顔で言ったかも。

　「…お前、コロコロ表情変わって面白いな…」

　ハハッと笑う先生に、

　ドキンとなる。

　「お前と原と、……
　　合わせて五人くらい?」

　「五人…ですか…」

　意外と少ない…。
　この女たらしで猫かぶってる先生が…。

　ちらっと先生を見ると、

　こっちを向いて、私の事を見ていた。

　「!　私の顔になんかついてます?」

　「いや……、
　　お前やっぱ面白いよ」

　「何でですか?」

　「なんか、ずーーっと一人で顔芝居してたじゃん?」