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甘く染めて

第1章 №1



 声が聞こえるのは、

 私がいる棚の隣の棚。

 本と本の隙間からソッと見てみると、

 …えっ
   先生っ?!


 確かに目の前にいるのは先生だ。

 先生と…誰?
 よく見えない…。

 「ンぁっ、そこ…やだぁっッ」

 「やだっていうわりには感じ過ぎじゃん?」

 ドキ―――――ン

 な、なんとしてでも
  あの人が誰か確かめたい!

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