シュールな関係
第8章 金の切れ目は縁の切れ目
さっきまで凄く気分が
良かったのに今は何だか
最悪の気分・・・
アドレナリンが出てたのかなぁ~
リムジンで行きに乗った場所
で降りた時には既に
テンションダウンのわたし。
助け舟の晴人には
メールであっさりと
切り捨てられて
一気に不安が立ち込める。
人ごみの中、切符を買いながら
頭の中によぎるのは
着てない洋服は返品が
効くだろうか?
鞄も質屋に行ったら、少しは
返済のメドでもたつかな?
今度一之瀬さんに合わす顔が
ない・・・・
半分 後悔に似たような気が
立ち込める。
はぁ~
そしてため息とともに
わたしのネガティブな気持ちが
どんどん大きく膨らんでいく。
わたし…間違ったことしたかなぁ
でも山の手クループの御曹司
なんぞの彼女なんて
恐れ多くも出来る訳ないよ。
だからわたしのしたことは
間違ってないよね?
自分の胸にそっと手を当てて
聞いてみる。
だけど返って来るのは
やっぱり罪悪感のような
変な気持ちだけ。