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シュールな関係

第10章 裏切りの代償って?

普通に考えても弟にセフレの

話なんて出来る訳

ないじゃないっ!!



どう説明しようかしら・・・


ああぁ~~

とにかく濃いブラックコーヒーが

飲みたい・・・。



重い思考と身体を引きずりながら

起こし、熱いシャワーを

浴びに行った。



お風呂から上がると晴人が

朝ご飯の支度をしている。


「姉ちゃん おはよ

二日酔いだと思うから茶粥を

作っておいたけど食える?」


ありがとう晴人

でも今はあなたの姿そのものが

眩しすぎて直視できないよ・・・





「あのォ・・・晴人

昨日さ~ 何か拾わなかった?」

ドキドキしながら

遠まわしに尋ねてみる。



「ああ 20万見つけたよ

昨日のこともあるし心配したよ

今から説明できる?」



弟よ 駆け引きなしのストレート

できましたか!?


茶がゆに梅干しをいれ食べながら

晴人を見る。


わたしの報告を真っ直ぐ待つ晴人


「友達と飲みくらべして・・・

それでね 勝ったから20万

貰ったのっ

嘘じゃないから!!」


ウソはつかない。

でも必要以上なことは

言わなかったらいいのよ。


「じゃさ~ 金ないのに

姉ちゃんが負けてたら

どうなってたの?」




「セ・・・」



「・・・・・セ? 何だよ?」




痛いとこ付かれたっ!!

セフレなんて弟には言えないわ。




 

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