
シュールな関係
第11章 複雑なる交差点
抱いた中には必ずって言って
いいほど、
『わたしの身体だけが
目当てだったの?』
とめざとく泣く女さえいる。
お前の名前? 覚えてもねぇ
いつの相手だった?
何処で抱いたっけ?
俺は抱いた女だろうが
興味のない女の名前は
聞かないし知ろうともしない。
だからこいつらが泣こが
わめこうか気にならねぇ
だたちゃんと避妊さえすれば
問題ないだけだからな。
そう お前らは
俺から見ればただの退屈しのぎ
の相手だからだ。
これからもお前らの
名前も憶える気もねぇし、
二度と抱くつもりもねぇ。
所詮こいつ等も俺の金目当てや
肩書で寄って来てるだけだろ?
