シュールな関係
第13章 これって運命?それとも悪夢?
ナゼ大和がここに?
一瞬にして様々な考えが脳裏に
浮かぶ・・・。
もしかしてウエーター?
いやいや
茶髪に皮ジャンにジーンズ
こんな制服ありえない・・・
そうだ!!
部屋間違えたのよね?
うんうん それならありえる
一人で納得して心で頷くわたし。
「大和 ひさしぶりだな
来てくれてありがとう」
「親父・・・」
大和が
驚いた顔でわたしを見る。
しゃ・・・社長ぉ~
今---- わたしの予想を
ことごとく打ち砕きましたね
本当に大和が息子!?
社長の自慢の息子ってーーー
この大和ですか・・・?
ガラガラガラとわたしの中の
理想の息子像が崩れ落ちる・・・
【型にはまらない素直でいい子】
って言いましたよね。
社長の目は節穴ですか・・・。
何処が自慢なんですか?
出来の悪い子程かわいいの
間違いでは?
それと同時に以前に大和が
『お前は愛人の子だ・・って言われると切れそうになる』
彼の言葉が脳裏に浮かぶ。