シュールな関係
第2章 勢いにのまれて
ボーっと見ながら
自動販売機にもたれかかり
ムカつく胃のあたりに
手をあてながら目を閉じた。
少し先の男たちの周りにも
10人位の男女が集まっていた。
「ねぇ 今からもう一軒行く?
それともカラオケ?」
「ショットバーに吞みに行かない?」
「大和 いつものゲームしようぜ?」
こっそりと一磨が声を掛けてきて周りを見回した。
「今日の飲み会もいい女いなかったしな」
周りの女を再度物色しながら大和が退屈そうに言った。
「よく言うよ
大和お前トイレに持ち込みしてただろ?」
「つまんねー邪魔入ってサイテーだよ」