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シュールな関係

第16章 動いた関係

俺の願をしっかりと叶えて

くれるのならーーーーー




俺にとっても意義のある時間を


過ごしてやろうじゃないか。




俺の角度からは-----

箱の中の紙が 


女たちの名前が筒抜けに見える。




奈緒かいない分、森山を引いて

無難に過ごそうと

思ってたがーーーーーーー




何か他に無いか・・・

俺は顎に手を置き瞬時に考える




いや

もっと面白いやり方がある。



フッと笑いが出てくる。




落ち着いた色のスポットライト

が俺に当たる。



イタリアンの料理が並び、

酒と共に

いっそう賑わいを見せる店内



赤いキャンドルが緩やかに

揺れムードが高まる。




奥に用意された二人掛けの

赤いソファーを見ながら



「じゃ 一人選ぶな」



俺は 注目を浴びる中、

カッターシャツの袖をめり





一人の女の紙を故意に選ぶ。






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