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シュールな関係

第19章 落とし穴

『山本さんの指導を

受けたことを思い出すのよッ』



わたしの脳内レーダーが動き出す


会話は表情…言葉のトーン

相手の自慢話を否定せず…

あいづちだったわ…


相手の否定は…ご法度ね!


それに…オウム返しも

効果的…って言ってたわね…




よ~し 実践あるのみだわ!!




「彼らの知人です

あなた方は光の会の方ですか?」



「おほほほっ

私たちは彼らの未来の花嫁候補

ってとこかしら・・・」


お蝶夫人みたいに

クルクル巻きにした人が…

甲高い声で笑い出す。




「まぁ~ 花嫁候補ですの?」


オウム返しをする…



「もしかして…ご自分の方が

勝ってると…お思いですの?


あなたが…

わたくしに勝つとしたら…

高級なドレスや宝石を

イミテーションみたいに

着こなせれることかしらっ!」



クルクル巻が近づき…

ギロリと…わたしに敵意を向ける…






「あら… 

わたくしはセレブ限定の

ファションショーに

雅也様とご一緒しますのよ」




「まぁ 

ファッションショーですか~」



今度は…うなづきながら笑顔で

オウム返しをする…



「お身体ににコンプレックスの

あるあなたとは無縁ですわね」

厳しい横目で…睨まれる…




わたしが太ってる?

胸がないって・・・…嫌味?!





オウム返し…破れたり…?!!



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