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シュールな関係

第22章 最終章 未来に向かって 

3月末…

「ピンポーン」


朝早くドアを開けるとお隣の

202号室の三好さんがいる。


このアパートに20年も住む

おじさんだ。


「神崎さん 

おはようございます」



「三好ですけど…

朝早くすみませんね


急に引っ越しになりまして…

ご挨拶に来ました」


廊下から覗くと…


引っ越し業者がダンボールや

家具を運び出している。



「三好さんの会社って

転勤なかった…ですよね?


それもまた急に引っ越しで…」



「いやぁ~ すぐ…

近場なんですがね 


急にいい物件が見つかってね…」



「晴人!

三好さん引っ越しのご挨拶に

来てるわ」



急いで晴人が来てーーー


「今までこちらも

ありがとうございました」


挨拶をすませ…部屋に戻る。


 
「ここはかなり家賃が安くって

これ以上のとこはない


一生住む!って…言ってたのにね」



わたしが言うと



「俺もそう思うよ


ここほど家賃安いとこ

そうそうないと思うけどな」




お隣さんがいい人だっただけに

寂しくなるわねーーー…って



二人で話していたのに…





  ―――――翌日――――


「ピンポーン」



インターフォンが鳴り

晴人がドアを開ける。



「隣のもんだけどーーー…」


男性が挨拶に来た



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