シュールな関係
第24章 番外編 クリスマスの憂心 《大和》
親父が社長を務める
山ノ手グループに入社して9か月
奈緒と付き合い出して
ちょうど1年
会社では一年目ということで
フレッシュマン
と言われている。
実際な所…フレッシュマンって言うような爽やかでもなく
見た目は相変わらず茶髪で
浮ついてるように見えるかも
しれねぇけど
俺は言いたいことは
ハッキリという性格
語学は堪能だし
処理能力は早い方だ。
仕事も慣れてきて自分の出来る事
を最大限にこなしている。
そういつ意味では一目置かれる存在だろう。
悩みと言えば…
最近奈緒にチラほらと
悪い害虫が寄って来ることだ。
奈緒と付き合うまでは女に夢中になるとか…
自分より何かを優先するとか
考えもなかったが――――…
俺はかなりのヤキモチ焼きの様だ。
秘書課の森山留美が言うには
今までは雅兄が可愛がってたから
皆あえて奈緒には
手を出さなかったらしい。
今でも溺愛ぶりは変わらないが、
若菜さんという婚約者が
現れて以来、
見る目が変わってきたそうだ。
「奈緒先輩が人事課の藤野さん
から声かけられてましたよぉ」
「今、取引先の人から
名刺貰ってましたよ!!」
すっかり俺の情報屋になった
森山がラインなり…
内線で連絡をしてくる。
山ノ手グループに入社して9か月
奈緒と付き合い出して
ちょうど1年
会社では一年目ということで
フレッシュマン
と言われている。
実際な所…フレッシュマンって言うような爽やかでもなく
見た目は相変わらず茶髪で
浮ついてるように見えるかも
しれねぇけど
俺は言いたいことは
ハッキリという性格
語学は堪能だし
処理能力は早い方だ。
仕事も慣れてきて自分の出来る事
を最大限にこなしている。
そういつ意味では一目置かれる存在だろう。
悩みと言えば…
最近奈緒にチラほらと
悪い害虫が寄って来ることだ。
奈緒と付き合うまでは女に夢中になるとか…
自分より何かを優先するとか
考えもなかったが――――…
俺はかなりのヤキモチ焼きの様だ。
秘書課の森山留美が言うには
今までは雅兄が可愛がってたから
皆あえて奈緒には
手を出さなかったらしい。
今でも溺愛ぶりは変わらないが、
若菜さんという婚約者が
現れて以来、
見る目が変わってきたそうだ。
「奈緒先輩が人事課の藤野さん
から声かけられてましたよぉ」
「今、取引先の人から
名刺貰ってましたよ!!」
すっかり俺の情報屋になった
森山がラインなり…
内線で連絡をしてくる。