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シュールな関係

第4章 憎しみの過去

「大和は何歳?」


「22」


「わたしの方が年上だから

呼び捨てしないでくれる?」



「・・・無理だな

奈緒ちゃんって言うような

可愛いさもねぇし

さんを付けるほど

大人の魅力もねぇだろ?

名前を呼んでもらえるだけ

ありがたく思え」



カチンッ



なによ人を小馬鹿にしたような

言い方は――――



おのれぇ~っ!


その上から目線・・・





腹立たしいたらありゃしない!






「それにしてもさぁ

女って怖え~よな・・・」



「誰でも表の顔と裏の顔が

あるよの

勉強になったでしょ?」




確かに勉強になったわね 



わたしもあなたも・・・


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