テキストサイズ

シュールな関係

第6章 好みとは

「こののワンピースのシルエット

綺麗ですよね?」


リボンも付いて『かわいい~』

って鏡の前で上機嫌のわたし



「俺はあの壁のピンクか

白のスーツの方がいい」


わたしの意見に耳も貸さずに

自分好みの服を

選んで持ってくる一之瀬さん



このブティックの服は

オーダーメイド?

と勘違いするくらいわたしの

身体にフィットして最新の

デザインの服が並んでいる。



仕事後にエントランスで

待ち合わせをしていた

一之瀬さんが

『母親と会うために服ぐらい

買ってやる』

と連れて来られたブティック



「この黒ヒールも素敵! 

凄く履きやすい」


「俺はこの白か紺だな」




自分好みの服を着るわたしと

センスのいい服を選ぶ一之瀬さん




そして二人の目の前にずらりと

選んだオシャレで

高級そうな素材の服が並ぶ・・・




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