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双子姉妹・恋と愛

第1章 相性


愛は、ブティックを閉めて六本木のマンションに帰って行く。

すると、リビングのソファーに座っている恋を見て。

「ただいま~恋ちゃん、」

「お帰り、愛ちゃん、」


愛は、恋がいつも飲んでいるボジョレーワインと違うのに気付く。


「あれっ?今日はワインじゃないんだ、」


「うん、シャンパンでお祝い、」


「えっ、なんのお祝い?」

「それは、秘密、」(笑)

「まぁ、なんだかわからないけどわたしにもちょうだい、」


愛は、シャンパングラスを持ってくる。それに恋は注いでやる。特別な日のピンクのドンペリ、
軽くグラスを当てて。


「カンパイ♪」

「かんぱい~♪」


愛は、なんだかわからないまま、シャンパンでお祝いをする。

お互い飲み干して、窓から見える夜景を眺めていた。


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