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「授業始めるぞ。」めんどくさいな～。わたしは、勉強しに来たわけじゃなく、運命の人を探しに来たの！







高一の春終わりごろ、高三の転校生が来たとかなんかで、おおはしゃぎ。


うるさっ



たいして、イケメンでもないんでしょ。



運命の人はなかなか現れない。




「現実は甘くないな。」なんて呟きながら、トイレをでると、







ドンっ



「痛っ、痛いわよ！わたしにぶつかるなんて、どういうつもり？」







「ごめんね。君一年？俺、今日来た転校生何だけど…。」



わたしはイラつき、下を向きながら、しゃべった。


「どうも～。キャーキャー言われてた男子でしょ。でもどうして、三年がここ一年のトイレに？」





「今、追いかけられてんだ。」






顔を上げた。














とんでもない、イケメンだった？