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わたしとかれ

第3章 3

朝、
さ「んッ」

と小さく動いた

俺はちょっと前に目を覚ましひたすら腕の中にいるお前を見ていた

さ「…」

寝ぼけた顔して俺の顔を見上げる

た「口あいてたぞッ笑」

さ「うるたい」

さ「…」

私は枕元に冷たさを感じ、
さ「またか…」
と小さく呟いた

いつもそう

朝起きると
枕が濡れてる

寝てる時しか
泣けないみたい

た「お前さぁ…」

さ「ん?」

た「頼むから我慢とかすんな」

さ「我慢とかしてないよ。ってかあらゆる感覚にもう慣れちゃって、わかんない」
さ「ごめんね、夜起こした?」

た「目覚めたら、お前震えながら涙流しててさ、なんかかわいそうに思って…」

さ「ねぇ、一つだけわがままゆっていいかな…」

た「何十個でも言え」

さ「さや…ここにしばらく居ていい?」

た「俺は全然いいけど家大丈夫?」

さ「大丈夫、なんか不思議。たかしと居ると泣きたくなったり、笑ったり、安心したりできる…」

た「泣け」

さ「泣くわけないじゃん!」

そう笑ってごまかすためにこちょこちょをした

た「こら、ちょ、」

そういい強い力で阻止し抱きしめながら

た「朝から収まんねーんだけど」

と、せっかくのムードをぶち壊した発言をし 大きく反り返ったソレをあててきた

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