
君の笑顔をーー
第17章 冬に咲いた花。
おしゃべりも終わって、カラオケを楽しんだ。
私はお手洗いへ行き、部屋に戻ると……
紗彩……
何で君がそこに座ってるんですか?
紗彩は大翔先輩の隣で話してるし。
大翔先輩も楽しそうだし………
『泉?』
蓮は自分の隣をポンポンと叩くと私を
隣へ座らせた。
「ねぇ…いつの間にこんなコトに?笑」
『あー。大翔が紗彩ちゃんの隣がいいんだとよ。んで、席を変わったんだよ。
俺も泉の隣が良かったし。』
「バカ…。照れる。
てか‼︎ 大翔先輩ってかなり大胆⁉︎ 強引なの⁉︎」
『ん?あぁー。そうかもなぁ。何で?』
「いやね…紗彩が前に、強引な人がいいみたいなこと言ってたから!」
『そうなんだ? 紗彩ちゃんは俺様系が好きなんだな…笑』
2人で紗彩たちを見て、密かに笑っていた。
カラオケに来たのか、話しにきたのか…
私たちはお互い、別々でしゃべっていた。
