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君の笑顔をーー

第36章 愛しい人…



ふふっと小さく笑い「オヤスミ...」
と、眠りについた泉。


やわらかい頬をそっと撫でた。


あどけない寝顔。
自分の腕の中で眠る小さな彼女。


全てが愛おしい…。


俺は手元のリモコンで照明を落とした。
ベッドサイドのテーブルランプだけをつけ、しばらく泉の寝顔を見ていた。



こいつが、安心するなら…
少しずつ、傷が癒えてくれるなら…


この先、幸せでいられるように…


俺は、いくらでも我慢するよーー





【陸】ーSideー


End...

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