
君の笑顔をーー
第48章 Deepは突然に⁉︎
【陸】ーSideー
何度も泉にキスを繰り返した。
一生懸命絡めてくる小さい舌は、俺の理性を崩していく。
ヤベぇ…
我慢出来そうにねぇよ…
唇を離し顔を覗くと、俺の鼓動は一気に跳ね上がった。
薄っすらと涙が光る、うつろな瞳。
乱れた息を整える薄い唇。
その艶めいた表情が、俺の欲望を煽った。
そんな顔で見るなよ…
まじで止められなくなる…
触れたい…
泉に触れたくて堪らない…
でも…
怖がるかもしれない…
俺は唇を噛み、視線を逸らす。
そしてもう一度唇を重ねると、吐息ごと奪うような深いキスに、泉の体は力が抜けていった。
必死にしがみついてくる彼女が可愛い…
俺はゆっくりと、泉をベッドに横たえた。
