君の笑顔をーー
第12章 決断。
翌日。
「勇大。少し時間ある?」
『ん。大丈夫だよ!』
「屋上に行こっか?」
私は勇大を屋上へ誘った。
2人で屋上へ上がる。
『..返事だろ??』
「うん。」
言葉を躊躇していた私に
勇大は優しく声をかけてくれる。
『泉。大丈夫だよ?
何も気にしなくてもいいから…
泉の気持ち、教えてくれるか?』
「…勇大。私ね…………
体育祭の日に…
蓮先輩から告白されたんだ。」
『………マジ⁉︎ 蓮先輩に⁉︎』
「うん。
あの日から今日まで、たくさん考えた..」
私は言葉が詰まってしまったけど
ゆっくりと深呼吸して、勇大の瞳を見た。
「ゴメン… 私は、勇大の気持ちを受け入れることは出来ないよ..」
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