お前は俺のxxx
第32章 後悔しても…
翌日も、その次の日も…
颯太はカフェには来なかった。
流星先輩は
『たまに、こういう時があるから』
と普通に過ごしていた。
(やっぱり避けられてる…?
私…何かしたのかな…。)
私は、ご飯を食べ終わるとある場所へ走った。
颯太が連れて行ってくれた屋上ーー
階段を上がるとドアは開いている。
颯太はここにいる…
私はそっと屋上に出ると、梯子をのぼった。
カツンという音で、颯太は私に気づき目が合った。
『何だよ。結愛。』
「あ…別に…。
あの…最近、話してないから。」
『お前が、言ったんだろ。
関わるな。近づくなって。』
私は、颯太の言葉にうまく反応ができなかった。
今までとは違う…
私を突き放すような、颯太の声…
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える