お前は俺のxxx
第11章 優しい腕。
『面白ぇコトやってんな?
なあ?俺も混ぜろよ?』
その声に反応し目を開けた。
そこには…
目は座り、口端を吊り上げて笑う颯太が立っていた。
『はあ?誰?おま..』
覆い被さっていた男を、颯太が蹴り飛ばした。
手を押さえ付けていた男は、颯太を見ると顔を引き攣らせ逃げ出した。
『..ッウグ...テメェ..』
『 はッ。何だ?こんなオモチャ使わねぇと、女も抱けねぇの?』
男の手に握られた、カッターを手に取り颯太は笑った。
そして、木に寄り掛かる男の、顔脇に思い切り刃を突き立てた。
『次は外さねぇよ?』
颯太の低く野太い声に、顔を歪め走り去って行った。