テキストサイズ

人型ナビ

第1章 流行のナビ

暑くもなく、寒くもない秋の午後。
玄関で俺は宅配業者から頼んでいたものを受け取っていた。

『それでは、佐藤様。確かにお渡ししましたよ』

「はい、ご苦労様です」

頼んでいたものを、部屋の中へと運び入れて、箱を開けた。

そこには、等身大の裸の女性が入っていた。

「へえ、よくできてるじゃん。」

試しに少しだけ触ってみるか?
いやいや、そういう人形じゃないしな。

でも、好奇心には勝てない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ