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ミニ嵐がデキるまで

第16章 16

そう言ってしてくれたキスは今までの誰よりもぎこちなくて優しかった

ね、このままいい?

いいも何も壁と雅紀クンに挟まれ、上からシャワーが降り注ぐこの状態で逃げ場はどこに?と思いつつも

のぼせると嫌だから、シャワーは止めてくれる?

と頼んでみたら

そっか…ここだとのぼせるね

そう言うと、この細い体のどこにそんな力が?と思うほど軽々と持ち上げられ、そのままリビングを抜けて寝室に運ばれた

ベッドにゆっくりと下ろされ、雅紀クンが私の体を眺める

蓮ちゃん…キレイ
今日からホントにオレが抱いてもいいんだよね?

うん

蓮ちゃん…好きだ…

んっ…耳ダメ…
 
蓮ちゃん可愛い…ね、舌だして
こぅ?

チロッと出した蓮ちゃんの舌を自分の舌で舐めながらより奥まで舌を差し込んだ

ん…っ…ん…ん…

時々鼻から抜ける蓮ちゃんの甘い声と、舌を絡め合う音がだんだんオレの理性を犯していく

唇と唇を離す頃には蓮ちゃんの目はトロンと熱っぽくなり、唇の端からは涎が垂れ、ものすごい色気を発していた

ゴメン…

それを最後にオレの記憶はない

気づけば蓮ちゃんの上に大量のオレが出した熱が飛んでいた…

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