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曖昧☆Bboys

第8章 秘密のKiss

そんな自分が怖くなる。


彰吾がいるのに霧人に惹かれる自分を理解できないのだ。


どうしちゃったの私。


もう、なかった事にしようと思っていたのにこんなに簡単に心が瞬時に変わってしまうなんて。


まして今夜はまだ酔っていない。


きっと顔見ちゃったからだ!


多分自他共に誰でもが認めるイケメンなのは確かだ。


やっぱり来るべきじゃなかった。


私はギムレットをかなり早く飲んだ。


帰ろうと思ったのだ。


まだ間に合う!


今帰れば、こんな感情なくなるんだから!


最後の一口を飲み干しグラスをテーブルに置いたと同時に「会計して」と告げた。


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