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曖昧☆Bboys

第16章 気分を変えよう

「準備しますので少し待っていて下さい」


「はい」


ソファーに座り、名簿に記載し、受付に渡す。


まだ呼ばれないので、近くにあったヘアカタログをなんとなしに広げた。


「お待たせいたしました、こちらにどうぞ」


さっきの男性がにこやかに声をかけてきた。


鏡の前の席に通され、シートに座る。


「先ほどは失礼いたしました。
ここのオーナーの紅林です。
本日は平泉美咲様を綺麗にさせていただきます」


丁寧で落ち着いた口調で言われ嬉しくも緊張もする。






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