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曖昧☆Bboys

第19章 弄ばれて愛されて

「そう、気をつけて...あっ、寒いからマフラーして行きなよ」


「うん、そうする」


嬉しそうな彰吾の背中を見送り、私は掃除機のスイッチを入れた。


きっと元のバンドに戻れるだろう。


きっと昨日のラインもタケル君からだと勝手に私の心は決めていた。


そのせいかなんとなく気持ちが安堵して掃除がはかどった。


あ...後でクリスマスケーキ予約しようかな。


呑気にそんな事さえ頭に浮かんだのだ。



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