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曖昧☆Bboys

第2章 彰吾と私の今

二人でそうめんを食べ、私はまた急いで家を出なきゃならない。


昼間の仕事じゃお金が足りず夜バイトをしている。


「あーっ!遅刻するっ!彰吾後片付けよろしく」


「はーい、いってらっしゃい」


と食後もぐうたらテレビを見ながら、手をヒラヒラさせ見送った。


全く、いいご身分だ。


と一瞥し、家を出た。


全く、全く、私、もう30よっ!


なんで、こんな暮らししてんのよっ!


現実が上手くいかない不甲斐なさに腹を立てながらもパタパタと走り、駅前の居酒屋のバイトに向かった。






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