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曖昧☆Bboys

第20章 イブのライブ

その日の彰吾はいつもと違った。


いつもより冴えていて、熱いギターの音色が良く耳に届く。


それだけじゃない。


パフォーマンスも、派手で遠慮がない。


例の新曲はタケルさんとダブルボーカルで、彰吾の方がメインのようだった。


横の少女は熱狂して汗だくで彰吾に熱いコールを繰り返していた。


ライブは大盛況で、成功だ。


だけど、私は何か引っかかるものがあった。




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