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曖昧☆Bboys

第20章 イブのライブ

「どうして嫌いなの?」


「変態だから」


その言葉の意味を俺は珍しく察してしまった。


「じゃあ、何時に帰るの?」


「お養父さんが酔って寝た頃」


無表情で玲奈は言う。


女子高生をこんなところにああそうですかと置いてはいけない。


「コーヒーでも飲もうか」


「いいの?」


「ああ...」


「やったあ!」


ミニスカートをヒラヒラ揺らしながら玲奈は飛び上がり喜んだ。


さっき見せたあの暗い表情は一瞬で消え去った。


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