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曖昧☆Bboys

第22章 霧人とのクリスマス

ケーキはさすが人気のケーキらしく、凄く凄く美味しかった。


そして口に運ぶ度に胸が痛くなって勝手に涙が出た。


「美味しい...美味しいよ...」


涙の訳は、夕べと今夜があまりにも違うからだ。


霧人には言えない。


だから美味しくて泣いてる事にしようと美味しいを何度も言った。


「美咲、大げさ」


「そうだね...ひっく...」


食べ終わった頃にはもうしゃくりあげて泣いていた。








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