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「寒いから、そこのダイニングバーに行こう」


「あの、紅林さん、私そんなつもりじゃ...それにお金ないし...」


「お金？お金は出してもらおうなんて思ってないよ。これから用事でもあるの？デート？」


「いえ、それはないですけど...」


「じゃあ、いいじゃん。僕のオフに付き合って」


半ば強引だけど、休みにわざわざカットしてもらい強く断れない。


「はい、じゃあ少しだけ...」


そう応えて、直ぐ側のダイニングバーへ入った。