テキストサイズ

曖昧☆Bboys

第25章 ビターな二人

「霧人、私ちゃんと答え出す。それまで会うのやめよ。
ちゃんとハッキリさせてそれでも霧人の事好きな気持ちがあったら、連絡する」


「待ってないかもよ。俺、結構モテるし」


「・・・・・うん」


そう言われると心が大きくぐらついた。


だけど、ここで揺れたらまた同じことの繰り返し。


「嘘だよ、待ってる...こんなに夢中になったの初めてだし、そう簡単に諦められないと思うし...」


「ありがとう」


霧人の瞳はいつもの優しい目になっていた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ