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曖昧☆Bboys

第29章 背中

私は蓋をして大き弁当をカバンに無理やり詰め込んだ。


絶対全部食べてやる。


まだ怒りは収まらないまま自分も支度をする為動き出す。


その間私達には会話はない。


「先行くね」


「うん」


「いってきます」


「いってらっしゃい」


玄関での彰吾の背中は振り向かない。


4回目のごめんはなかった。


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