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曖昧☆Bboys

第1章 Two years ago.

ラーメンはレトリバー君が奢ってくれた。


店から出てまだ人が多い都会の夜を二人で歩いていた。


「ご馳走さま」


「いいよ、一人で食べるの味気ないしさ、付き合ってくれてありがとう。
ところで、お姉さん、名前は?」


「美咲...」


「俺は彰吾、ご覧の通りのギター少年です」


「少年じゃないでしょ」


「あはは、そうだね、もう24歳だしね」


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