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曖昧☆Bboys

第42章 複雑な関係

SEXなんて誰としたって同じだ。


誰としたって同じだ。


そう思うのに何故だか気持ちがカエに向いている気がして傍若無人に腰を強く打ち付けた。


「ああっ…ああっ…霧人っ…ああっ…」


それでも俺の下で激しく喘ぐカエに思わず口付ける。


カエと舌が絡まるとお互いがそれに集中し、激しく同時に飛んだ。


カエの上に崩れながら、精魂尽き果て息を取り戻そうとまた横に転がる。


今度はカエも動かず息を整えていた。


美咲は日本に残る。


美咲は彰吾と別れる。


なのに俺なんでカエとこんなことしてるんだ?


奪える状態になっているのに奪いに行かない自分がよく分からなくなっていた。


俺はまだこの時自分の気持ちの変化に気付いていなかったのだ。



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