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曖昧☆Bboys

第43章 別れの夜

彰吾のスーツケースが玄関脇に置いてある。


ああ、ホントに彰吾行っちゃうんだ…


あれから何度も考えたけど私は一緒について行く勇気が出なかった。


彰吾も私を誘うことはなかった。


ただ時間だけが無情にも過ぎてゆき、とうとう明日彰吾はこの部屋から出て行く。


どこで変わってしまったんだろう。


好きな気持ちは変わってない。


変わってないのに何処かで掛け違ってしまった。


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