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曖昧☆Bboys

第47章 切羽詰まって見えたハート



…霧人side…


時計は22時を回っていた。


ロスはトンボ帰りで、俺は今夜もこのBARにいる。


俺にとってはこの店は息抜きだ。


毎晩ではないがこうして普段の忙しさから解放され大人の憩いの場を提供する。


そんな空間が俺は気に入っている。


今夜は客の引きが早いのか、これから賑わうのか、三組の客が酒と会話を楽しみ、去って行った。


そろそろカエが来る頃だろう。


そう思った瞬間扉は開いた。


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