テキストサイズ

曖昧☆Bboys

第47章 切羽詰まって見えたハート

あんなイケメン私を本気で相手にするわけがない。


何私ったら自惚れてたんだろう。


自分のバカさ加減に嫌気が刺し、一人笑った。


何だか虚しいのに涙は出ない。


その代わりヘラヘラ笑いながら二人の横を通り過ぎた。


二人は私に気付かない。


余計に虚しくなって、惨めになって、走って駅に向かった。


優柔不断で淫らで嘘つきな最低な私。


神様は見逃してはくれなかったんだ。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ