テキストサイズ

曖昧☆Bboys

第58章 バレンタインの夜

カエ立ち上がらせ赤いニットワンピースをたくし上げ脱がし、ブラも外した。


そう、ここまでは良かったんだ。


いつもと変わらない俺達だ。


カエの前に跪き、弾力のある胸に顔を埋め抱き締める。


「もう、カエだけだ。俺にはカエだけだ...」


「霧人...」


なんで、こんな言葉を言ったのか分からない。


多分、美咲の妊娠のせいかもしれない。


1ミクロンの未練と1ミクロンの彰吾への敗北感。


もう終わっているのに、美咲の妊娠は俺を掻き乱したのかもしれない。


カエは俺の頭を撫で回し更に自身に押し付けた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ