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曖昧☆Bboys

第8章 秘密のKiss

不機嫌な気持ちを抑えきれず、グラスに入ったジントニックを飲み干した。


空のグラスをクルクル回し氷カラカと音を立てた。


それに気づいた霧人は慌てて私のところにきた。


「ごめんね、気づかなくて、何飲む?」


「ギムレット!」


私は笑わずハッキリ注文した。


「はい、ギムレットね」


霧人は私の不機嫌に動揺もせず、注文に応じた。


それが余計私の虫の居所を悪くさせる。


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