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第1章 耳




真っ茶色だった
髄液が


透明に変わり


退院出来た僕は


しばらくして
保育園へ
復帰したが


園庭を走る
友達を
僕は避ける事が
出来ず


体当たりした
友達の顎を
七針も縫う
怪我を負わせ


母親は
僕の身代わりに
父母達へ


謝罪を
続けた


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