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ミラクル☆カレシ

第1章 占い

「ええーっと、占い結果!」

どうやら勝手に占ったようだ。
仕事が早いけど、なんだかなぁという感じがする。
占いは信じてないけど、なんかこれじゃ占ってもらってる感じがしない。

「はい、どうぞ。」
「ええ、やばいよ瑠璃!恋愛においては最悪だって!!」
「何がどう最悪なのよ。」
「とにかく、頭上注意だって!ラッキーグッズはねー、ミラクルな人だって!」
「‥‥‥え?」

あれ、おかしいな。
私の聞き間違いでないなら、ラッキーグッズって言われたような。
それで人出てきちゃったけど!!
もはやなんでもアリかこれ!!
その前になんだよミラクルな人って!!
そんな人いるわけないじゃん!!

いや、占いなんか信じないけどね!!!

「早く過ぎ去れ占いブーム‥‥」
「ササマキがヒットさせたもんねー。」

そう、笹野牧子がこの流行の原因なのだ。
彼女がTVに出てから爆発的に占いが流行り出したのだ。
なんともはた迷惑な話だ。
でもこれは流行なのだからさっさと過ぎ去ると思うんだけどな‥‥

とにもかくにも、私は占いなんか信じないんだから!

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