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溺愛禁止。

第12章 邪魔する男達

数時間前まで俺と一緒に居た恋実ちゃんは
もっと自信無さげだったのに


この数時間で変わったように感じて…
俺から遠い所へ行ってしまったみたいだ。



「恋実ちゃん、

ちょっとだけ時間ちょうだいっ。」


気付いた時には
俺は恋実ちゃんの腕を掴んでいた。



だけど---




「どこ、連れて行くんですか?」


俺の前に健太って奴が立ちはだかる。



「今は…

恋実は、客で

貴方は店員で仕事中ですよね?」




コイツの言っていることが当たり前過ぎて
何も言い返せない。



「健太、知り合い?」

「何?恋実とどーゆー関係?」


他の連中も寄って来た。




「俺は…」


俺がそう言い掛けた時だった。





「…あのね、蓮君って言って



私の…



彼氏なの。」

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